土木施工管理技士2級の実地試験の配点は?採点方式も解説
土木施工管理技士2級の最大の難関といっても良いのが実地試験です。
現場経験が少ない人ほど難しく感じるわけですが、さらに土木施工管理技士2級では学科試験と同日の試験となることもあるので対策するべきことが多く大変といえます。
今回は実地試験の合格を目指す上でその配点について知っておくべきことについて紹介したいと思います。
土木施工管理技士2級の実地試験の配点
先に言わなければいけないのは土木施工管理技士2級の実地試験での配点というのは公開されていないということです。
試験委員などをしていなければ正直確実なことはいえません。
ただ実地試験の合格者や不合格者の話を合計すればおよその推測はできます。
今回紹介する土木施工管理技士2級の実地試験の配点というのはその分析した結果となりますのでご了承ください。
経験記述が50点
あとは1つずつ10点ずつの配点
穴埋めもトータルで10点の配点
というようになります。
つまり経験記述の配点が非常にウェートが大きいということとなっています。
一説には経験記述が60点配点というような話もあるので、どちらにしても経験記述の得点なしに合格はほぼありえないというようにいって良いでしょう。
土木施工管理技士2級の実地試験の配点と合格ライン
土木施工管理技士2級の実地試験での配点や合格ラインというのはどのようになるのでしょうか?
いろいろな話を聞く人も多いかと思いますが、合格のベースにはまず経験記述がしっかりと得点できるのかということがあります。
経験記述で30点以上が必要
そのほかの穴埋めなどで30点以上の得点をすることが必要
合計で60%の正答が必要となりますが、この得点を見るとわかりますように経験記述のウェートが非常に大きいことがわかります。
逆にいいますと経験記述が30点取れていないと不合格ということになります。
土木施工管理技士2級の経験記述が白紙でも合格できる?
経験記述は苦手意識の強い人も多いので、最悪白紙でも他の箇所で得点できれば合格できるのではないかというように考えてしまう人もいるようです。
ただ経験記述が白紙であれば不合格と自動的になるので採点もされないというような話も聞きますので、経験記述は土木施工管理技士2級では避けることができません。
このサイトでは経験記述の攻略に特に力を入れていますので、できそうな勉強から始めていきましょう。
土木施工管理技士2級の実地試験の記述の勉強法
実地試験の経験記述などもやはり学科試験と同じように過去問を解いたり、見ることから始めることに違いはありません。
何度か過去問を見ていると出る問題が同じようなものも出ていたり、傾向が似ていたりというようなことに気付くはずです。
5年以上の実地試験の過去問を分析すれば一定の法則のようなものもあることがわかります。
出題項目
その出題されている確率や周期
なども個人的には考えてみてほしいと思います。
品質管理、工程管理、安全管理、環境対策の4項目から、2項目ずつ出題されることが多い
2年間出題されなかった項目が出る傾向もある
一度出題された項目は次も連続して出題される傾向もある
などというような法則なども発見することもできるかと思います。
実地試験ではこの手の予想をする人も多いのですが、あくまでも目安的に考え、勉強はまんべんなく行わないといけません。
予想が外れれば確実に不合格となるので、予想に依存するのは本当に試験までの期間がないような余裕のないパターンに限るようにしていきましょう。
土木施工管理技士2級の経験記述で減点を防ぐ方法
経験記述ではちょっとしたミスも減点対象となります。
1級よりも文章の意味が伝わるかどうかという採点は多少甘くはなっていますが、採点者にしっかりと意味が伝わるようにしていく必要があります。
はみ出しも減点対象
漢字間違いも減点対象
数字も具体的に入れ込み解答しなければいけない
技術基準や法律等の基準となるものを2割以上はしっかりと記載する
根拠は法律だけでなく背景も記載すること
箇条書きの多用は丸写しと解釈され不合格の確率を上げてしまうので注意
特に最近ときどき聞くようになったのが模範解答を丸写しして不合格になってしまうということですが、箇条書きの多用は丸写しとされてしまうこともあり注意が必要です。
基本的にはなじみのある現場について書けば良いのですが、無理に専門的な土木用語を使う必要もありません。
むしろ無理に土木用語を使い意味が通じなくなり不合格の確率を増やしてしまうことのほうが多いので、この用語についても注意していきましょう。
土木施工管理技士2級の経験記述で合格点を取る方法
当日の解答を用意していくわけですが、あとは職場にできれば土木施工管理技士2級の取得者の先輩などに添削してもらうようにしましょう。
特に最近の合格者であればその添削もより効果があります。
ただしあまり昔の合格者であれば最近の傾向を知らないことも多く、的外れなアドバイスをされてしまうこともあります。
また経験記述では得点しやすい解答のパターンやポイントというものもあります。
書き出しからまとめまで複数のポイントがあるわけですが、自信のない人はそのポイントを踏まえて答案を作成していくようにしましょう。
この経験記述の教材についてはこのページの下のほうにも紹介していますので参考にしてみてほしいと思います。
土木施工管理技士おすすめ教材
経験記述は1つの合否を分けるポイントとなります。
- 何を書けば良いのかわからない
- 経験記述の書き始めがわからない
- 経験記述のまとめ方がわからない
- 経験が不足していて経験記述に自信がない
というような人におすすめの教材となっています。