土木施工管理技士2級の難易度!合格率など7つのポイントから解説

土木施工管理技士2級では実地までとなると合格率は20%から30%とそう高いものでもありません。

 

ある意味では1級よりも難易度の高い試験といわれてしまうことがあるのですが、今回はいくつかの観点から土木施工管理技士2級の難易度について紹介していきたいと思います。

 

土木施工管理技士2級の合格率と難易度

 

土木施工管理技士2級の合格率
平成21年度 学科59.0% 実地21.5%
平成22年度 学科44.9% 実地23.1%
平成23年度 学科40.4% 実地22.3%
平成24年度 学科53.2% 実地23.9%
平成25年度 学科54.9% 実地40.0%
平成26年度 学科53.4% 実地33.5%
平成27年度 学科66.5% 実地35.7%

 

土木施工管理技士1級
平成21年度 学科50.9% 実地19.1%
平成22年度 学科53.0% 実地18.5%
平成23年度 学科40.8% 実地20.8%
平成24年度 学科54.8% 実地34.6%
平成25年度 学科60.0% 実地35.3%
平成26年度 学科58.5% 実地39.5%
平成27年度 学科54.6% 実地37.3%

 

こうしてみると意外と1級よりも2級のほうが合格率が低い年度も多いといえます。

 

また土木施工管理技士2級では合格率はどちらかといえば近年は高めになっていますが、それでも実地までともなると10人中7人か8人ほどは不合格になっているというように難易度としては決して舐めることができない試験といえます。

 

土木施工管理技士2級の難易度!1級よりも合格率の低い理由

 

1級のほうがまず難易度は高いはずですが、年度によってなぜ合格率に逆転現象が起きるのでしょうか?

 

これにはいくつかの理由があるわけですが、その1つとして

 

1級では学科試験と実地試験が別日なので別々に対策ができる

 

2級は学科と実地が同日の試験なので試験範囲が広く、試験対策が不足しやすい

 

というようなこともあります。

 

私も実は土木施工管理技士2級のほうが1級よりも当時は難しく感じた一人です。

 

意外ですが土木施工管理技士2級のほうがしっかりと試験対策をしなければ不合格になりやすい試験といっても良いのです。

 

土木施工管理技士2級の難易度と受験する母体の特徴

 

もう1つ大きな理由としては土木施工管理技士2級では受験する人の状態という問題もあります。

 

簡単にいいますと1級よりも意識の低めな人も多く、そのために合格率が1級と逆転してしまうということもあります。

 

作業員の方も受験することもあり意識が低いこともある

 

そのため欠席者も当日20%ほどいること

 

またさらに勉強不足のまま受験して不合格になる人も多いこと

 

1級では日常的に管理業務をしている人も多く、また社内研修を受けた上で受験してくる人もいること

 

このような受験する人の特徴にも大きな違いがあるというようにいっても良いでしょう。

 

土木施工管理技士2級の難易度が高く感じる理由

 

他に経験記述といって作文に慣れない人も多く、ここでつまずくという人もかなり多いのではないかと思います。

 

この経験記述には書き方というのが一応あって、書き方のコツがわかると意外とスムーズに書けるようになります。

 

もっというと2級で書き方を把握できれば1級も意外と簡単に合格できるというような感覚もあります。

 

土木施工管理技士2級と経験記述の書き方のポイント

 

経験記述の書き方を紹介しておきますと

 

最初に実際に現場で起きた課題と主旨を明確に書く

 

検討は未記載の状態

 

実施した対応策を書き、工事が無事完了したことを書く

 

最初の書き出しの課題はまだ書きやすいと思います。

 

苦情などを素直に書けば良いです。

 

検討についてですが、最初の主旨を肉付けするイメージで書いていきます。

 

検討についてですが、

 

主旨の検討項目や対応策を書く

 

技術基準や法律等の基準となるものを2~3程度は記載することが必要

 

さらになぜそのようにしたのかの背景も記載することが必須

 

法律について記載する人は多いのですが、法律を遵守するのは当然です。

 

ですので差をつけるにはなぜそうするのかの背景を必ず入れるようにしましょう。

 

土木施工管理技士2級の難易度と独学での合格の確率

 

土木施工管理技士2級について独学で取得を目指す人もいるかと思います。

 

独学のときには合格できるのか不安を感じるかもしれませんが、しっかりと勉強できれば十分に独学での合格も可能な試験といっても良いです。

 

通常実務経験のある人が受験するのですが、下手に経験があるとかえってテキストの内容が頭に入らないという人も多いのですが、素直に勉強すると合格率が高くなってきます。

 

筆記試験はまず過去問を最初は繰り返す

 

実地試験も過去の記述を最初は覚えるようにすることで慣れる

 

講習会に行くとさらにわかりやすくなる人もいる

 

ということが独学で勉強するときの最初の勉強法といっても良いでしょう。

 

最初は過去問の問題の意味もわからないという人もいるかもしれませんが、繰り返し解くことで問題の意味もわかるようになってくるでしょう。

 

土木施工管理技士2級の難易度を決定的に決めてしまう要素とは?

 

土木施工管理技士2級について特に取得を目指そうかどうかを迷っているときには、難易度が気になり、自分には合格できるだろうかと思うものです。

 

結論からいいますと20年以上も現場経験のある人が複数回不合格になる人もいれば、あまり経験のないような人も一発合格することもある試験で、落とすための試験というよりもやる気があり、素直な気持ちで勉強できればまず合格できる試験と思ってもらって良いです。

 

そのため取得を迷うのであればやる気が自分にあるかどうかだけ最後にチェックして決めてほしいと思います。
決して1級も含めて難関資格ではありませんので、やる気が続くかどうかだけで判断して良い試験となります。

 

土木施工管理技士おすすめ教材


経験記述は1つの合否を分けるポイントとなります。


  • 何を書けば良いのかわからない
  • 経験記述の書き始めがわからない
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というような人におすすめの教材となっています。



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